細やかなカットワークが生み出す 光と影の小さなアート
革の品格はそのままに、
繊細なカットワークで軽やかな表情を添えたバッグ
「ダイヤカットワーク」が誕生しました。
揺れる木漏れ日のように
光と影が重なり合い、揺らぐ自然の美しさ。
その日の天気や角度、気分によっても見え方が変わる
日々の移ろいを形にしたような一品です。
贅沢なカットワークのディテールを活かし、
アイテムとしての美しさと機能性を両立させた2WAYバッグ。
エモーショナルに、有機的に。
揺れ動く自然の美しさを、バッグというアイテムでお楽しみください。
正面、斜め、そして内側も。
移ろう美しさを味わうバッグ
バッグの素材は、高品質なミネルヴァボックス。イタリア・フィレンツェの名タンナー、バダラッシ・カルロ社の職人により、植物性タンニンだけを使って、じっくりとなめした牛革です。
技術と時間、手間ひまをかけた革は、重厚な手触り。
そのミネルヴァボックスに上質なカーフを貼り合わせ、使い勝手の良さと高級感をプラスしたのが今回の素材です。
使い手だけが触れるバッグの内側。しっとりとしたなめらかなカーフの手触りが、使うたびにささやかな満足感と幸福感を与えてくれます。
今回の主役となるのは、繊細なレース模様を思わせる「ダイヤカットワーク」。重厚な革の質感はそのままに、軽やかな印象でお持ちいただけるデザインです。
革という有機的な素材に、レーザーカットを施すことで、斜めから見るとコバ(断面)には独特のグラデーションと立体感が生まれます。
革そのものの持ち味にレーザーカットによるわずかな焼けが重なることで、より複雑な深みを醸し出しているのです。
正面から、そして斜めから、光の当たり具合によって。
それはまるで、風にそよぐ木々の揺れや、木漏れ日が落とす影のように。
感情の奥深くを揺さぶる、根源的な心地よさを呼び起こします。
透け感がありながらも、中身がこぼれ落ちたり、見えたりしない。この絶妙な抜きのバランスも、gentenがこだわったポイントです。
その日の持ち物の色味で、バッグの表情がわずかに揺れ動く。印象が変わっていく。そんなささやかな移ろいが、持つたびに新鮮な気分を与えてくれます。
ダイヤカットワークバッグ(クロ、グリーン)各106,700円(税込)
デザインと使い勝手。
随所に満ちた機能美を感じて
色は、どんなシーンにも合わせやすい定番のクロと、自然の息吹を感じるグリーンの2色をご用意しました。グリーンは、暗くなりがちな秋冬のお洋服のアクセントとしても。
小さいながらに一つのバッグで完結するサイズ感。
たっぷりとしたマチで収納力も抜群。長財布や三段折の傘、スマートフォン、ポーチがゆったり収まります。350mlのペットボトルも縦に入ります。
バッグの持ち手部分は、内側にやわらかな革を一枚挟み込むことで、コバの部分が直接当たらず手あたりがソフトに。立体的で手のひらに沿うような持ち手の形も、使い心地を考えたポイントです。
使い手がよく目にする部分だからこそ、上部のフラップにもカットワークを。どこから見ても美しい作りがダイヤカットワークの特長です。
天面には、中身を隠すファスナー付きのフラップと、スマートフォンやパスケースなどに便利な隠しポケットも。フラップを閉じたままでも、サッと持ち物にアクセスできます。バッグの内側にもマチ付きのポケットを備えています。
両サイドから底まで、ぐるりとベルトを渡し、本体を支えています。荷重がかかる際に余分なツレが起きにくく、型崩れしにくい構造になっています。
見えない部分ではありますが、底面にも工夫があります。
お客様から「バッグの角が体に当たると痛い」というお声をいただき、お召し物や体への当たりがソフトになるように検討しました。
その結果、前面から底面へ、手で沿うようになでると、革が自然な丸みを帯びたやさしいシルエットになっているのを実感していただけると思います。
バッグのカーブに合わせ革を断つのではなく、大切な贈り物を包むように、刻みと折り込みを重ねていく工程は、熟練の職人だけがなせる技。
どの角度から見ても、触れても、やさしく心地良い仕上がりに。使ってこそわかるデザインと機能の融合です。
付け外しと長さ調整ができるショルダーベルトは、スタイリッシュな細身のデザインを採用。ただし肩へ当たる部分はパットを採用し、実用性もしっかり高めました。
ダイヤカットワークバッグ(グリーン)106,700円(税込)、モデル身長177㎝
ベルト穴は全部で10個。お召し物や気分に合わせて長さの調整が細かく可能です。斜めがけはもちろんのこと、少し短めにして身軽なワンショルダーにしても素敵です。
ソフトな印象ながら、かっちりとした仕上がりなので、ドレスアップしたシーンはもちろん、カジュアルな装いにも、締まりのあるコーディネートをお楽しみいただけます。
手元のバッグに手を伸ばしたとき、ふと目に入るのは、カットワークが落とす影模様。
バッグの中に潜む密やかな美しさは、あなただけが見られる景色です。
満足や豊かさは、いつだってわたしの内側にある。
暮らしを彩るエッセンスとなるダイヤカットワークのバッグを、ぜひお手元で味わってみてください。
きっと、いつしか、モノを運ぶ道具以上の存在に。
■ダイヤカットワークバッグのお手入れについて■
天然の脂をたっぷりと含んだミネルヴァボックスのお手入れは、やわらかい布で乾拭きするだけとシンプルです。
使用する布は、繊維の凹凸が少なく目の細かい綿100%がおすすめ。着古したTシャツでも構いません。乾燥してきたと感じたらクリームで保湿をしてください。
強くこすると若干色移りする場合がございます。特に内側のカーフ部分は、色の薄いお召しものや、中に入れるものにご注意ください。
本製品は、革と革を張り合わせ、レーザーで模様をカッティングした作りです。
本体内側は細心の注意を払い仕上げておりますが、素上げ調の革故の多少の色落ちや、レーザーカットによる多少の粉が付く場合がございますので、ご了承ください。
ダイヤカットワークバッグは、店舗、オンラインショップともに12月上旬発売予定です。