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2022.12.12

更年期は人生のターニングポイント  ~冬こそ体の内側から美肌対策を~

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更年期は人生のターニングポイント  ~冬こそ体の内側から美肌対策を~

 

 

空気が乾燥する冬は肌のかさつきや痒み、湿疹などのお肌のトラブルが増えてきます


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皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織に分けられます。


表皮:何らかの刺激や細菌の侵入を防ぎ、体内の水分を保持するバリア機能

私たちの皮膚が潤いを保つため

 

1.皮脂膜
2.角層細胞間脂質
3.天然保湿成分(natural moisuturing factor:NMF)が表皮の角層に存在しています。

 

しかし年齢を重ねるにつれ、これらが減少し、やがて乾燥し始めます。


さらに冬場は外気の空気の乾燥だけではなく、エアコンや暖房機器による湿度の低下

気温低下に伴う汗の減少により、乾燥がひどくなります。


冬になると足に粉がふいたようにみえ、触るとカサカサしたことありませんか?


それは肌の角層が浮いた状態で、バリア機能が低下し、痒みに対しても敏感になり

かきむしると、かいた後ができてしまいます。


かゆいからと言ってかきむしっているうちに、「皮脂欠乏性湿疹」となり、さらにかき続けるとジュクジュクした状態の「貨幣状湿疹」さらに「自家感作性皮膚炎」へと重症化します。


乾燥肌の状態であれば保湿剤を塗るだけで良くなりますが、「皮脂欠乏性湿疹」以降になれば薬が必要となってきます。医師、薬剤師にご相談くださいね。

 

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実は女性ホルモンの一つであるエストロゲンは、肌の潤いに影響を与えています。


なんとこのエストロゲン、お肌にとって天然の高級化粧品並みの働きをしてくれます

例えば

 

・コラーゲン繊維を増やす効果
・皮脂分泌を促す、水分を保持する、角質バリア機能改善
・皮膚表面の保護や保湿効果 があります

 


更年期になると徐々にエストロゲン分泌が減少しますが、それに伴い

皮膚の強度や弾力性の低下、またお肌だけではなく脇毛や陰毛の減少や軟毛へと変化をもたらせます。


角質のタンパク質合成機能が30代と比較すると50代女性は衰えていると

いうデータもあることから、閉経を迎えると保湿機能が衰えるのです。


しっかり全身を保湿をしましょう

 

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一般的に保湿剤は入浴直後に塗るのが良いとされています。

なぜならば、入浴中に皮膚が吸収した水分は10分程度で元に戻ります。

よって直後に塗ることで水分が逃げていくのを防ぐことができるのです。

 

ではどれくらいの量を使用すれば良いのでしょうか


軟膏やクリームの場合は人差し指の先から第一関節まで伸ばした量、ローションの場合では1円玉大の大きさの量が約0.5gです。

この量で手のひらの面積2枚分に塗れます。

またティッシュが皮膚に付く、もしくは皮膚がテカる程度も使用量の目安になります

(ただし保湿剤の種類によっては異なる場合があります)。

 


普段の生活を見直しましょう

 

1.皮脂の喪失、かゆみの誘発を避けるため、熱い湯での入浴、長湯は避けましょう

また、洗浄力の強い洗浄剤の使用や、過度のあかすりも皮膚が乾燥します


2.石鹸は低刺激(弱酸性洗浄剤)のものを使用し、こすらず、よく泡立ててなでるように洗いましょう


3.ドライスキン時は、皮膚のバリア機能が低下した状態にあるため、清潔にするように努めましょう


4.冷暖房使用の際は直接風に当たらないよう、室内が乾燥し過ぎないよう工夫しましょう


5.偏食せず、バランスの良い食事を心がけましょう

 

 

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最後に漢方薬を選ぶ際の基準となる中国古来から伝わる学問である中医学では、乾燥の症状は、体の潤い成分である「津液(しんえき)」や「血(けつ)」が不足することで起こると考えます。

体の潤いの源となる要素「腎陰(じんいん)」の不足も乾燥を招く要因です。

 


「津液(しんえき)」の不足

「肺」は乾燥に弱いため、空気が乾燥する時期は働きが低下しやすく、乾燥肌やかゆみなどを起こしやすくなります。潤い肌を保つためにも、体内の潤いをしっかり養い、「肺」の働きを健やかに保つよう心がけましょう。


摂り入れたい食材

鶏の手羽先、玄米、豚足、はちみつ、オリーブオイル、鶏スープ

梨、百合根、オレンジ、はちみつ、枇杷の葉、葛、白きくらげ、杏仁 など

 

 

「血(けつ)」の不足

血を十分に養い、血を蓄える「肝(かん)」の働きを整えること大事です。また、目の酷使は血の消耗につながるため、長時間のスマホ使用などにも注意しましょう。

摂り入れたい食材

菊花、クコの実、ほうれん草、桑の実、ブルーベリー、ぶどう、桑の葉、にんじん など

 


「腎陰(じんいん)」の不足

「腎」は西洋医学の腎臓とは異なり、エネルギーを保持する場所を指します。


この蓄えられたエネルギーは加齢とともに衰え、「腎陰」も不足しがちになるため、年齢を重ねると体の潤いは減少していきます。


摂り入れたい食材

くるみ、銀杏、松の実、クコの実、蓮の実、黒豆、黒ごま

山芋、よもぎ、にら、黒きくらげ

えび、牡蠣、なまこ、海藻類、牛肉、羊肉

シナモン など

 

 

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私のお風呂上がりの時間は全身の保湿から始まるため、かなり時間がかかります。せっかくあったまったのに湯冷めしないように脱衣場はいつも暖かくしています。

みなさんも本格的な冬を迎える前に今から保湿対策はしっかりとしましょうね。

 

 

 

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プロフィール:

岡下 真弓(おかした まゆみ)

ヘルスコンサルタント・薬剤師


大学卒業後、化粧品の研究員として女性の肌・薬品・女性ホルモンの研究をしていた時、「女性は生涯を通してホルモンと付き合っていかなければならない」ことを実感しました。女性ホルモンのバランスを整えることで、心も体も安定し、家庭や職場でもその人の能力や特性が最大限に発揮されることを知りました。

同時にホルモンバランスの乱れは、うつ症状、やる気の低下、気分のムラなどを引き起こし、女性が能力を発揮するのを妨げるのだということも感じました。


その後、薬剤師として多くの患者様と会話をしていく中で、病気や不調を抱え薬が必要になる前に、事前のケアが必要だと強く感じ、フリーランスになる。以降、医療よりも気軽にアプローチできるアロマを通じ、セミナー・講座などで女性ホルモンの啓発活動を続けています。

 

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