2023.01.22

北海道ハーブを香りと目で楽しんで!〈Lienfarm〉のハーブティー|【北海道に魅せられた人たち】石田さんのおはなし

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北海道ハーブを香りと目で楽しんで!〈Lienfarm〉のハーブティー|【北海道に魅せられた人たち】石田さんのおはなし

こんにちは。【北海道に魅せられた人たち】担当です。

 

夜、ちょっとゆっくりしたい時。

家事もお風呂も全部終わって、寝る前のひととき。

そばにあるのは、あったかい飲み物ーー。

 

緑茶やコーヒーも定番でいいけれど、ハーブティーも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

カフェインレスで寝る前も安心。

ほわっとする香り。

見た目も可愛らしい。

いいことづくめなんです!

 

「いやぁ、ハーブティーって飲んだ感じがしないんだよね。」

って思いました?

わかります。

そんな方こそ、是非<Lienfarm(リアンファーム)>のハーブティーを試していただきたいのです。

 

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私の中のハーブティーの概念を変えた、ブレンドされたハーブの香りの複雑さと上品さ。

それがしっかりと感じられるので、お花畑……いや、緑溢れるイングリッシュガーデンに顔を突っ込んじゃった!という感じです。

 

本場フランスで12年間植物療法を学び、今は旭川で<Lienfarm>を営むオーナーの石田さんに、おいしさの秘密、そして環境のことで思うことなど教えていただきました。

どうやら、ハーブの育て方から違うようです……!

 

植物の力を引き出す「バイオダイナミック農法」

 

ーー<Lienfarm>のハーブティーは、初めていただいた時に、香りの高さにびっくりしたのですが、ズバリ、その秘密を教えてください!

 

石田さん:あげるとしたら、バイオダイナミック農法が特徴的かと思います。

 

ーーバイオダイナミック農法……。

今回イベントに出店される<粗清草堂>の逸見さんからも、聞いたことがあります!

環境意識の高い人に響いている農法というイメージですが、ワインの世界では、バイオダイナミック農法(=ビオ・ディナミ)では、コンクールで受賞するなど味できっちりと評価されているんですよね。

「初めて聞いた!」という方も多いと思いますので、バイオダイナミック農法について、簡単に教えていただけますか?

 

石田さん:バイオダイナミック農法とは、有機農法の一種ではあるのですが、宇宙レベルの自然の営みに調和し、自然が本来持つ力を引き出すということを理念のベースとした農法です。

月や惑星の位置関係で農作業の日取りを決める「種まきカレンダー」や、天然の素材から作られる「調合剤」などが特徴的と言われています。

 

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ーーポイントは、「自然が本来もつ力を引き出す」という考え方ですよね。

 

石田さん:はい。

私達農家は、植物の本来の生命力を伸ばす手助けをする役割だと思っています。
肥料や農薬に頼ってコントロールするのではなく、植物がどのような環境を必要としているのか見極めて、寄り添って、より植物自身の力を発揮できる環境に導いてあげることを目指しています。

 

ーー自然の調和の中の一つとして、人間が関与していくというイメージが伝わってきます!

ただ、ナチュラルな農法をいやーな目で見たら「ほったらかしなのでは?」という気もしちゃうのですが……!!

 

石田さん:逆に、こちらから働きかけず、土や植物の状態に即した考え方をしているので、観察することが大切で研究で大忙しですよ。笑

たとえば、除草一つとっても、放置しすぎは当然よくないですが、全て取り去るのもよくないんです。

あとは、除草のタイミングも早すぎてもだめ。遅すぎも然り。

それが、植物の種類それぞれで変わるので、どんな関わり方がベストなのか、毎期毎期考えています。

 

ーー石田さんの、気配り目配りによって、力強く育ったハーブたちなんですね!

 

北海道という土地にもアドバンテージが

 

ーー今回のイベントでは「北海道に魅せられた人たち」というタイトルで、北海道ならでは!を探しているのですが、北海道の地は、ハーブ作りに適しているのでしょうか?

 

石田さん:まずは、この農園の位置する場所ですが、他の畑から離れた山の中に位置しているため、農薬散布の影響がなく、安全安心な農業ができていると思っています。

 

ーー確かに、この農園に来るまでの道のりは、途中で迷ったかな、と思うくらい何もないところを走りました。笑

こういった広い土地が多いのも北海道の良さですよね。

 

石田さん:あとは、輸送の話になるのですが、国産というところでも、クオリティのキープにつながっているのかなと。

ハーブティーの元の原料は、海外産のものも一般的に出回っているのですが、やはり輸送している間の環境が悪いと、香りや味が薄くなってしまいます。

その点、国内の北海道で育ったハーブを、農園の敷地内ですぐに乾燥させて、皆様のところにお届けしているので、劣化も最小限に抑えることができていると思っています。

 

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ーー船のコンテナで温度管理なしで運ばれてくる……と考えたら、香りの成分が飛んでしまうことは容易に想像できます。

しかし、これまで「ハーブティーは味がついてるんだかついてないんだかわからない薄い味のもの」と思っていたのは、そういうことだったんですね。

ハーブ本来の魅力が発揮できてなかったと。

 

石田さん:そう思っている日本人の方は多いかもしれないです。

私も海外で、ハーブの魅力に気づきましたから。

ハーブ本来の姿を、日本でも広めたいと思っています。

 

ーー<Lienfarm>のハーブは一部フランスで育ったものも含みますが、その輸送の環境はきちんと石田さんが納得する形で運んでいるとのこと。

せっかく香り高く、力強く育ったハーブですから、その恵みを余すことなく楽しみたいですね!

 

サステナブルな暮らしについて思うところ

 

ーーところで、<Lienfarm>のサイトを拝見すると"about us"のトップには下のような文言があります。


自分の為にしていた事が、結果みんなの為になり、みんなの為にしていた事が、自分の為になる、それがオーガニックの良いところなんじゃないかと思ってます。
実は身体の健康と地球環境はひとつなのかも知れないとさえ思う時があります。
そう、全てはlienしている(繋がっている)んです。

 

有機農法を行われているということで、当然かもしれませんが、環境保護という観点でも活動されているのでしょうか?

 

石田さん:そうですね。ハーブの世界に入ったのは、サステナブルライフに触れ、自然と共に生きたいと思ったからなので、むしろそういった意識のほうが強いかと思います。

 

ーーでも、環境保護を声高らかに叫んでいるイメージはないです。

美味しい!に感動して、そこしか見てなかったからかもしれませんが。笑

 

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石田さん:環境保護やサステナブルな暮らしと、今行っている農業は切っても切り離せない物なので、あえて環境の部分だけを切り取ることはしていません。

世界各地の有機農家さんとの出会いで気付いたことがありまして、 皆さんに共通しているのが、 農業のお仕事がライフスタイルそのものということです。
植物の恩恵を受けるということは、すべての命に感謝をして、 自然と共に生きるという事だと思います。
人が本来あるべき姿がそこにはあって、それを実践することが、 持続可能な地球環境を守る一つの手段であると信じているからです。

 

ーーおいしさだけを突き詰めたわけでもなく、環境保護を突き詰めたわけでもなく、全てはリンクしてるということですね。

サステナブルな暮らしは、自然に余計な変化を及ぼすのではなく、自然の調和の一つになること。

そして、それは植物の力を引き出し、結果として私たちは恩恵をいただける、ということがよくわかりました。

ありがとうございました!

 

 

気になる商品ラインナップを紹介!

 

<Lienfarm>では、ハーブを幅広く販売されていますが、今回上野店に送っていただく商品は、ブレンドハーブティーとハーブソルトになっています。

そのラインナップから、一部ご紹介いたします!

 

①ハーブティー「Immune」15g 税込1,300円

 

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この混乱の時代に押し流されないような、あなたの心身をサポートするブレンドです。

南アメリカからやってきた戦士エキナセア、
虫達を魅了する甘いエルダーフラワー、
春一番のフレッシュで力強いよもぎ、
太陽の様なそのお姿カレンデュラ、
どんなシュチュエーションでもどんと来いなホーリーバジル

などがブレンドされています。

 

②ハーブソルト 43g 税込900円

 

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「ハーブティーと同じくらい人気なんです。」と石田さんからお薦めしていただいた、ハーブソルト。

フランス産のゲランドの塩に、力強い香りのハーブを合わせた調味塩です。

お肉を焼く時、お魚を焼く時に一振りすればご馳走になりますし、オリーブオイルやビネガーと合わせればフレッシュなドレッシングにもなり、本当に万能です!

 

 

ハーブティーの香りをお試しいただけるサンプルもご用意しております。

ぜひお気に入りの香りを探しにいらしてください!

 


 

\北海道に魅せられた人/

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石田さん

北海道出身。20歳のころ、オーストラリアで出会ったサステナブルライフとハーブをきっかけに、本場フランスへ渡り、12年間植物療法を学ぶ。2016年から、「健康的な食事を美味しく」をモットーに新規就農をスタート。全ての命に感謝する心を育み、共に思い遣る社会と、自然豊かな地球を未来へ繋ぐ事を目指して活動している。

北海道の好きなところは「春夏秋冬がはっきりしていて、自然のリズムが感じられるところ。空気が美味しくて、人との間隔が広く、 のびのびと生活を送れるところ。人が優しいところ。」。

 

 

「北海道に魅せられた人たち」

会期:1月25日(水)→1月31日(火)

場所:松坂屋上野店 1階北口イベントスペース

 

 

独自の歴史・自然・風土をもつ「北海道」。

そんな北海道に魅せられた、ものづくりの人々の作品をご紹介するイベント「北海道に魅せられた人たち」の開催まで、作り手の方々を紹介しながらカウントダウンしていく連載ブログです。

 

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