ー見えていないものー 西川 美穂 展
ー見えていないものー
西川美穂展
会期=2020年11月18日(水)→11月24日(火)
(※最終日は17時閉場)
会場=松坂屋上野店 本館7階
上野が、すき。ギャラリー
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《作家来場日》
18日(水)・21日(土)・22(日)・
24日(火)
皆さんはお笑いタレント、
ピースの又吉直樹さんの芥川賞作品「火花」を読まれたでしょうか?
今回ご紹介する方はその「火花」の表紙、
装丁画「イマスカ」を描いた女性作家です。
「SIDEWAYS」3号S(キャンバスに油彩)
「HUG」30号F(キャンバスに油彩)
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「見えるものと見えないもの」をテーマに
創作活動なさっている西川氏
筆者は伊勢神宮の式年遷宮を連想しました。
遷宮のクライマックス「遷御の儀」
闇夜の中を薄い和紙か布?のようなものに
覆われた輿が神官達によって
恭しく粛々と新宮へと運ばれて行く様。
御神体は尊く次元を超え物理的な実態を
なさず、人の目に触れず
守秘として扱われると理解しました。
その精神性を俗者に導いて
現代に表現されている西川氏。
上村松園の「序の舞」を感じさせる
「赤」と「見えていないもの」との
コラボレーション。
松坂屋上野店にて初の個展開催。
お見逃しなく。
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「MIC」8号S(キャンバスに油彩)
Profile
1989年 栃木県出身
2013年 多摩美術大学大学院
博士前期課程美術研究科
絵画専攻油画研究領域 修了
「あたたか」8号S(45.5×45.5Cm)
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今展のDMに掲載された
西川氏のコメントをご紹介
赤は「命を表す色」です。日々、人間は赤という色に本能的に反応しエネルギーを発揮します。絵画に赤を使う理由はメッセージ性やインパクトを、最大限に伝えたいという想いを込め描いています。作品の赤い布の中に何が隠れているのかを見つけて頂けたらと思います。
西川 美穂
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松坂屋上野店 本館7階
上野が、すき。ギャラリー