【3月1(水)→7日(火)】増子博子 作品展「うつろう景色」
「移ろう景色 皆川マスの絵付より」(2020) 皆川マスの絵付した山水壺、絵付師不明の山水皿、増子博子が絵付した山水皿、柳宗悦の手紙 (皆川マスの壺に付随)
みなさま、こんにちは。
北館2階 アート&ラグジュアリーサロン
Blanc CUBEです。
3月1(水)から7日(火)まで
増子博子 作品展「うつろう景色」
を開催いたします。
「径庭 no.5」(2019)80.3cm×117.0cm ペン、インク、アクリルガッシュ、ワトソン紙、木製パネル
増子氏は2006年より自然と人間の協働で生まれる盆栽の景色をペン画で制作をはじめ、2011年からは、様々な土地に移り住む中で、出逢ったものや人から影響を受けた作品を展開しています。
栃木県の益子では、山水土瓶の絵付師、皆川マスの描く人そのものともいえる景色に魅せられたといいます。
山水土瓶は明治時代に流行し、様々な絵付師によって描かれてきたが、その時代に完成した鉄道網によって、人々はより遠くの景色を観に行けるようになりました。
そして自身の馴染みのある景色と新しい景色とを重ねあわせてきたのでしょう。
本展では、そんな汽車土瓶に描かれ続けてきた山水の景色をテーマにしたインスタレーションと、盆栽の景色をテーマにした作品で構成されます。
汽車土瓶発祥の地と言われている静岡の地で、様々な景色の重なりや繋がりを顕現します。
■アーティスト profile 増子博子
1982 年宮城県生まれ。宮城教育大学大学院 教育学研究科教科教育専攻美術教育専修修了。
2006 年から盆栽を人と自然の関わりの象徴として捉え、ペン画で描き直す試みを続けている。
2011 年からは、住む場所の移動によって出会ったものや人との関わりから生まれるものを探りつつ、様々な技法で作品制作・発表を行う。
最近の個展に、「松のことは松に習え」Gallery MoMo( 東京、2020)、「よくよく、沃野」Cyg art gallery( 岩手、2020)。
グループ展「IMA をうつす 7 人」岩手県立美術館 ( 盛岡、2022)、「地つづきの輪郭」セゾン現代美術館 ( 軽井沢、2022)、「日常をととのえる」はじまりの美術館(福島、2022)、「移し / 移り 熊景をた
どる」Cyg art gallery(盛岡、2022)など。
葛巻町に引っ越してからは、葛巻生まれの木彫り熊の調査を行っている。
皆様のお越しをお待ちしております。
【開催概要】
増子博子 作品展「うつろう景色」
3月1(水)→7日(火)
(最終日午後4時)
北館2階 アート&ラグジュアリーサロン
Blanc CUBE
公式Instagram始めました。