【フランスシューズの定番】-Paraboot-
皆さま、こんにちは!
雪深き冬が到来している北海道。
そして、遠く離れた欧州でも同じように雪が降る国、「フランス」。
ご存知の通り、アルプスやピレネー山脈など、数多くの山がある国なんですよね。
1992年には、冬季オリンピック『アルベールビルオリンピック』も開催されました。
フランス南部では、雪は滅多に降らないようですが、山の多いフランスはスキーをする為に、各国からの旅行客も多く、北海道と似た感情を抱いてしまいますね。
アルピニストも多いフランスで、アルピニスト向けの登山靴を作っていた老舗シューズブランド『パラブーツ』。
今回は、フランスの定番シューズ=パラブーツのご紹介を致します。
【Paraboot -パラブーツ-】
フランス南東部の町“イゾー”。ヨーロッパアルプスの左端に位置するこの土地は、冬の時期、雪深い土地柄で農家の閑散期に靴のアッパーを縫う作業が盛んでした。
この町の貧しい農家出身のレミー・リシャールは革の裁断師として慎ましく生活を送っていました。
革の裁断だけでは飽き足りず、自ら靴のデザインを手掛け、パリの上流階級へ売り込み。1908年にキャリアをスタートさせました。
その後、裕福な公証人の娘のジュリエット・ポンヴェールと結婚し“リシャール・ポンヴェール社”を設立。
当初は顧客の靴のオーダーメイドシューズを中心に生計を立てていたが、1926年に転機が訪れます。
旅先のアメリカでラバーブーツを発見し、ラバーソール製の革靴をつくることに着想を得ました。
ブラジルのパラから良質なラテックス(ゴムの原料)を輸入し、地元の特産品であったクルミ油のしぼり機で原料を圧搾し、ワッフルづくりの要領で金型に流し込んで加硫しました。
この製法によりつくられたラバーソールを革のアッパーに合わせてつくられたのが「Paraboot」です。
【CHAMBORD -シャンボード-】
税込み71,500円
現在の「パラブーツ」人気の火付け役にもなりアイコン的存在のシャンボード。
1987年にその名が冠され、Uチップのややポテッとしたフォルム。
それでは、シャンボードの仕様を語りましょう。
ノルヴェイジャン製法
元は、登山靴に用いられた製法で、150以上もの工程を経て完成する大変手間の掛かる製法です。
ウェルトと呼ばれる帯状の革を使い、アッパーとソールを2重のステッチで縫いつけ揺ぎ無い頑強さを作り出しています。
また、ウェルトがL字型に折れて縫い付けてあるので、水の浸入を防ぐと共に他の製法には見られない独特な外観と高いファッション性を生み出しています。
リス・レザー
雨に強く、頑丈で劣化が少なく「フランスの宝石」と呼ばれており、ラバーソール・ノルヴェイジャン製法と同様、まさにパラブーツの生命線です。
特徴は革の中に含まれる油分が普通よりも多いため、長時間未使用であると油分が表面に浮き、白く(まるでカビが生えたかのような)凝固して見えることがあります。これはスピューと呼ばれる現象によるものです。
パラブーツが使用する革はフルグレインレザーです。ポリウレタンフィルムによる表面加工を施していません。
そのため、このフルグレインレザーは通気性に優れ、足元の衛生を保ちます。
スピューとは革の脂質が表面に浮き出たものです。
この白い膜は品質の証で革を保護する役割があり、乾いた布で摩擦する際の熱の作用で消えます。
PARA-TEX SOLE
ラバーソールには、パラテックスが使用されてます。
ソールとヒールがセパレート式となっており、「RP」という文字が刻まれています。
これは、リーシャル・ポンヴェール社の頭文字になります。
セパレート式には意味があり、石畳やアスファルトの路面を歩くことを想定し、特にソールで一番減りやすいヒールを交換できるように製造されました。
シャンボードだけで、語り過ぎてしまいましたが、もちろんパラブーツには名品が他にも多数ございます。
いくつかピックアップ致しました。
【MICHAEL -ミカエル-】
税込み71,500円
フランス本国では一番人気のミカエル。
【WILLIAM -ウィリアム-】
税込み74,800円
某有名ブランドからインスパイアされた、パラブーツらしいダブルモンク。
【MANEGE -マネージ-】
税込み80,300円
冬の定番、サイドゴアブーツ。
まだまだ紹介しきれないシリーズもたくさんございます。
フランスシューズの定番、老舗ブランド「Paraboot」。
皆さまのシューズクロークの中に、ぜひ仲間入りさせたい!そんなブランドです!
ぜひ、大丸札幌店6階シューズプラスへご来店下さい!!
お待ちしております♪♪
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