2022.01.11

その七十四 新発見!岡田三郎助が描いた松坂屋コレクション!

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その七十四 新発見!岡田三郎助が描いた松坂屋コレクション!

#松坂屋ヒストリア小話その七十四 (2022/1/11配信)

発見!岡田三郎助の美人画《麻の着物》に描かれた着物は松坂屋コレクション!

 

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わが国の文化遺産ともいえる松坂屋コレクションの時代衣裳約800点のうち147点は、昭和9年(1934)に洋画家・岡田三郎助から松坂屋が購入したものである。岡田三郎助は明治から昭和初期にかけて日本の近代洋画史に大きな足跡を残した洋画壇の重鎮で、昭和12年(1937)には日本初の文化勲章を授章した。

 

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岡田三郎助(明治2年~昭和14年)

 

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岡田三郎助と松坂屋コレクション(6点のうち4点を確認)を纏う女性たち(『畫人 岡田三郎助』(春鳥會 1942年)より転載)

 

 

「美人画の岡田」「婦人像の岡田」とも呼ばれ、美しい女性をモデルにした作品を好んで描いたが、岡田は画家としての名声もさることながら染織工芸品のコレクターとしても有名で、自身が収集した時代衣裳をモデルに着せて筆をふるい、数々の名画を残した。その岡田画伯から松坂屋が譲り受けた衣裳(現在の松坂屋コレクション)の中に、名画に描かれた女性が着ている着物が何点も含まれている。

 

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松坂屋が岡田三郎助から購入した松坂屋コレクション《八橋に杜若模様小袖》(江戸時代)

 

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切手になった美人画《あやめの衣》

 

なかでも郵便切手の図案にも採用された《あやめの衣》(昭和2年 ポーラ美術館蔵)に描かれた松坂屋コレクション衣裳《八橋に杜若模様小袖》がよく知られている。(詳しくは以下のURLから「松坂屋コレクションと岡田三郎助」を参照)https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/collection.html

そしてこのたび、昭和4年の岡田作品《麻の着物》( 豊橋市美術博物館蔵)に描かれた女性が纏う着物も松坂屋コレクション作品《帷子(かたびら) 住吉模様》であることが新たに判明し、関係者の間で話題となっている。

 

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岡田三郎助《麻の着物》(昭和4年 豊橋市美術博物館蔵)

 

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《麻の着物》に描かれた松坂屋コレクション《帷子(かたびら) 住吉模様》(江戸時代)

 

この新発見は、令和3年秋に松坂屋名古屋店の松坂屋美術館で開催された「うつくしき和色(わのいろ)の世界ーKIMONOー」展(会期:2021年10月2日~11月21日)において衣裳の展示とともに発表されたが、岡田三郎助の創作活動に松坂屋コレクションが大きく寄与していたことを裏付ける新たな事例といえよう。

 

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「うつくしき和色(わのいろ)の世界ーKIMONOー」図録(松坂屋名古屋店南館7階・松坂屋美術館ミュージアムショップで販売中)

 

【お知らせ】松坂屋コレクション《帷子 住吉模様》は、松坂屋名古屋店南館7階・松坂屋史料室で開催中の企画展「#松坂屋ヒストリア小話 ベストセレクション」にて令和4年2月21日(月)まで公開中です(入場無料)。

ショップ情報

ショップ名

松坂屋史料室(#松坂屋ヒストリア小話)

フロア
南館 7F
TEL
052-251-1111(代表)
営業時間
松坂屋名古屋店の営業時間に準じます
カテゴリー
その他

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