暦2（こよみごよみ）／ 日々是やさしい暮らし展

サステナブル視点のアイテムで毎日を心地よく

日々是やさしい暮らし展

■6月7日(水)→13日(火)　※最終日は17時閉場

■4階暦ごよみ

日々の時間を大切にシンプルに、美味しくすこやかに美しく暮らすためのアイテムを、選りすぐりのショップが集って出品する人気イベントを開催。今回はその中から3ショップをピックアップし、環境への配慮や未来を見据えたそれぞれの取り組みをご紹介します。

〈にのらく茶園〉有機栽培のお茶を、エコ素材のティーバッグで

愛媛県内子町の、にのらく茶園は“べにふうき“という日本生まれの茶品種で作る国産有機紅茶・緑茶の専門茶園。開園以来20年にわたって茶葉の有機栽培を続けており、有機JAS認証も取得しているこのお茶は、嫌なえぐみがなくすっきり飲めるのが特徴です。

またティーバッグに使用する不織布には、プラスチック原料の合成繊維ではなく、洋服や生活用品などに利用できないコットンの産毛「コットンリンター」を有効活用したエコ素材を利用。有機栽培や添加物を使わない商品づくりに加え、包材にも、できる限り環境に配慮したものを使う取り組みを行っています。

「オーガニックの美味しさ」を伝え、有機農業を未来へ

現代表である東さんが、にのらく茶園を受け継ぐことになったのは、自身が主催する環境イベント「アースデイ神戸」で先代の安岡さんと出会い、茶園の運営を託されたこと。支援する立場から実践する立場へと変わった東さんは、土づくりから、製茶、販売までを一貫して行う６次産業化への取り組みとともに、各地で講演活動も行い、人にも環境にもやさしい有機農業を広く伝える活動に力を注いでいます。

有機べにふうき紅茶　妖精の火香　blend tea I ティーバッグ

　(2g×5)税込400円

〈マアル〉フェアトレードコットンで、すべての人に気持ちのよい肌着を

肌トラブルに悩む人のための心地よい肌着づくりをめざしたのがマアルのはじまり。その素材として、たとえ肌ざわりや形の良い肌着であっても、公正な取引のもとで原材料の生産や加工が行われていなければ、本当に気持ちのいい肌着とは言えないのでは？という想いから、フェアトレードのオーガニックコットンが選ばれました。

また敏感な肌のために、生地だけでなく縫製糸にもこのオーガニックコットンを使うほか、形にも、締めつけず、身体の巡りをさえぎらない工夫が凝らされており、ふんわり快適なつけ心地で、ベビーやキッズからレディス、メンズ、ユニセックスタイプまで、どんな人にも快適な肌着づくりを行っています。

「マアルくつながる」持続可能な社会をめざして

マアルの名前は原料の生産者から消費者まで、みんが気持ちよく「マアルくつながる」ことをめざし名づけられました。本当に気持ちのいい肌着を作るためには、生産者と気持ちよく持続的につながっていることが重要な要素の一つと考え、ひとつの肌着が生まれるまでのすべての工程を意識して、サステナブルな商品づくりを行っています。

さらに商品発送の際にノンパッケージを選択できる仕組みを取り入れるなど、持続可能な社会のためにさまざまな取り組みを続けています。

新月ショーツ　生成り(S・M・L・LL)　各税込4,180円

〈アレッポの石鹸〉添加物を使わない伝統の製法で、しっとり洗い上げる人気の石鹸

シリアの古都アレッポで、原産のオリーブオイルと自生する月桂樹の実からとれるオイルを使って作られるアレッポの石鹸。香料、保存料、着色料などの添加物を使用せず、オイルに含まれる保湿成分などを残す昔ながらの製法で、しっとりとした粘りを残し、保湿力が高い石鹸に仕上げています。

サステナブルなモノづくりのスピリットを、これからも

アレッポの石鹸づくりの歴史は古く、1000年を超えるといいますが、その形はあまり変わっていません。少し無骨な見た目ながら肌にやさしい石鹸には、効率化と利潤追求により忘れられてきた、ゆったりとした時間の中で丁寧に作られてきたサステナブルなモノづくりの精神が宿っています。現地で販売される石鹸はパッキングされずそのままの形で販売されており、日本でも熱を加えてフィルムを収縮させるシュリンクと、シール貼付のみの包装に抑えています。シリアの人々の誇りでもあるアレッポの石鹸は、伝統的な製法と品質の高さでこれからも多くの人の手に届けられます。

アレッポの石鹸　ロングバー2023 税込6,600円

アレッポの石鹸　エキストラ40 税込990円

このほかにも未来につながる取り組みやイベント、アイテムをご紹介中！
大丸京都店のサステナブルアクション「しまつのこころ」をチェック！！