万年筆インクを楽しむ!
こんにちは。
B2階 高級筆記具売場です。
いつも、大丸神戸店ショップブログをご覧いただき、ありがとうございます。
7/5(水)~8/8(火)まで、 書くことを楽しんでいただきたい、 万年筆を使ってみていただきたいという思いから、パイロット カスタム74全字幅を揃え、 万年筆の書き比べをしていただけるイベントを行っております!
万年筆を楽しんでいただく上で、 インク選びも重要なポイントの1つとなります!
万年筆インクにはたくさんの種類がありますが、 最初は同じメーカーの純正インクを使用していただくことをおすすめいたします。
ブランドによってインクの成分が違ったりするので、 こまめな正しい洗浄をおこなっていただければ、 自己責任にはなってしまいますが、 他社製のインクを使用することも可能です。
※他社製インクを使用し、ペンに不具合が起こった場合、保証対象外となります。
万年筆のお手入れ方法は、前回の記事でも紹介しています。
https://shopblog.dmdepart.jp/kobe/detail/?cd=112455&scd=002039
季節に合わせて、また気分で色を変えて、お楽しみいただきたいと思います!
ーインクの種類ー
〈染料インク〉
色材に染料を使っている一般的なインク。
水に溶ける性質があるので、 万年筆内部でトラブルが起こる可能性が一番少ないインクです。
水に濡れると滲む可能性があり、 経年変化で退色する可能性があります。
※最近は耐水、耐光性のある染料インクも登場してきています。
〈顔料インク〉
染料に顔料を使用したインク。
耐水、耐光性があり、長期保存に適しています。
内部を乾燥させないように(インクが詰まる為) こまめな洗浄が必要となります。
〈古典(没食子)インク〉
染料に没食子酸や鉄イオンなどが含まれており、 書いた文字が時間が経つと酸化し、 黒く変化していく性質があります。
パーマネントインクと呼ばれることもあります。
顔料インク同様、こまめな洗浄が必要となります。
※インクの使用期限は2~3年位で、開封後は蓋をしっかり閉め、 直射日光の当たらない暗所で保管することが推奨されています。
※ インクを混ぜることは科学変化が起こる可能性がある為基本出来ま せんが、混色用の専用インクを使用すると、 好きな色のインクを作ることが出来ます。
※最近は、香り付きインク、ラメ入りインク、シーンインク( 書くと別の色が出、光の角度によって線が光って見える)、 ご当地インクなど新しいインクがどんどん出てきています。
※カートリッジインクより、 ボトルインクの方が色の種類が多く作られています。
ーヨーロッパタイプカートリッジー
ヨーロッパタイプと呼ばれるカートリッジインクが使用出来る万年筆は、互換性があるので、自己責任にはなってしまいますが、 他社製のヨーロッパタイプのインクを使用することも可能です。
※稀に合わない場合もございます
ヨーロッパタイプが使用出来る代表的な万年筆ブランドです。
ウォーターマン、ペリカン、モンブラン、ファーバーカステル、 カランダッシュ、ロットリング、ビスコンティ、モンテベルデ、 モンテグラッパ、コンクリンなど…
紙によってもインクの見え方、書き味が変わったりするので、 そちらもお楽しみいただければと思います!
イベントは、地下2階 高級筆記具売場で行なっております。
ぜひお気軽に、ご来店くださいませ!
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高級筆記具売場