ガレとアール・ヌーヴォーのガラス展
ガレ「カマキリと菊文双耳花器」1880年頃
ガレ人気の昆虫図柄の作品。透明ガラス素地にカマキリと菊の花が多色エナメルと金彩で描かれている。
菊の花と葉は様々な形態が描かれ、侘び寂びを感じさせます。
口部には図案化された羊歯文様を描く。双耳は本体にアップリケされています。
日本趣味を取り入れた初期のジャポニスム作品。
近年、ガレの初期作品は個人コレクターの間でも人気が高く、状態の良い作品は希少性が増しています。
ガレ「雪中雀文ジャポニスム花器」1897~1900年頃
微量のウランを含有した緑色透明ガラスに、白色を重ねた被せガラス。
中間層には雲母状の白色ガラスを封入し、粉雪が舞う様子を表現しています。
酸化腐食彫刻とエナメル彩で、雪が降り積もる中を戯れる二羽の雀を描く。
「和」の世界をガラスに表現したガレのジャポニスム作品。
ガレとアール・ヌーヴォーのガラス展
開催中~28日(火)
※最終日は17時閉場
大丸神戸店8階 gallery TOART