進物様式としきたり〜お見舞いとお返し〜
こんにちは。
キッチン&ダイニング売場です。
お見舞いには病気見舞いや火事・災害見舞いなど相手の不幸を気づかうものと、陣中見舞い・楽屋見舞いなどのように励ましを主体にしたものがあります。
今回は病気見舞いについてご紹介させていただきます。
◼️お見舞いの際のマナー
お見舞いの際、最優先するのはご病気の方のお気持ちです。
まずはご家族の方と連絡をとり、お見舞いへ伺っても大丈夫か確認されるとよいでしょう。
お見舞いに行けない場合は、メールや手紙でお見舞いの気持ちを伝えられるといいですね。
◼️見舞うときの注意点
〇長居をしない
〇子供はなるべく連れていかない
〇服装は派手なものを避け、禁煙する
〇会話は明るい話題を選ぶ
〇入院直後や手術前後は避ける
※掛け紙は「結び切り水引5本熨斗なし」を使用します。
◼️お花を贈る場合の注意点
お見舞い品の定番であるお花も、贈る際には注意が必要です。
根がある鉢植えは「寝(根)付く」を連想させるので避けます。
他に、シクラメン、菊、椿、真紅の花などは不吉とされており、匂いの強いユリや水仙の花も病室には向かないので避けられたほうがよいでしょう。
迷われた時はお花屋さんに相談してみてはいかがでしょうか。
◼️贈る側の好適品
・くだもの・缶詰・切り花・クッション・本・菓子
◇お返し
病気や怪我が回復したら、お見舞いをしてくださった方々へお礼と報告を兼ねて、お返しである快気の内祝いを贈ります。
昔から病気見舞いのお返しは忘れた頃にすると言われてきましたが、最近では早めにお返しをされる方が増えてきました。
世の中のスピード化と共に、忘れた頃まで待てないため早くなってきたと思われます。
様子をみて3ヶ月~半年くらい経過してからお返しをした方がよいでしょう。
※掛け紙は「結び切り水引5本熨斗あり」を使用します。
◇快気の内祝いとは、まだ通院中ですが、だんだん快方に向かっている場合に使用します。
※掛け紙は「結び切り水引5本熨斗あり」を使用します。
◇全快の内祝いとは、すっかりよくなり、健康を取り戻した場合に使用します。
◇おすすめの贈り物
「病気や怪我を後に残さないように」という意味で、消耗品や食品などの使ったり食べたりして無くなるものがおすすめです。
特に洗剤や入浴剤などは「病を洗い流す」という意味で良いとされています。
消え物ではありませんが、最近では今治タオルが「今、治る」に通じるとして人気です。
◇贈る側の好適品
・石鹸・洗剤・紅茶・コーヒー・砂糖・カツオパック・のり・タオル
これら以外にも、「早く良くなってくださいね」という気持ちを込めて、相手の方が喜ばれるものを選ばれてはいかがでしょうか。
※進物の習慣やしきたりは、地域や百貨店によって異なる場合がございますのであらかじめご了承ください。
ご不明な点がございましたら、お電話にてお気軽にお問い合わせください。
大丸神戸店(代表)078-331-8121
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